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#YouTube 心から「見たい!」と思う動画作り

YouTubeで動画公開直後の”伸び”に苦戦

ども、竹光堂です!

突然ですがこの記事を見ているYouTuberの方々に質問です。

動画公開から1週間後の再生回数、
どれくらいですか?

模造刀系YouTuberの竹光堂が2024年5~8月に投稿した実際の視聴回数をチェックすると…

投稿からピッタリ1週間(竹光堂の場合は毎週金曜日21:01に動画公開するので、公開した瞬間から次の週の金曜日21:01までの視聴回数)の視聴回数平均が、約920回でした。
もちろんたくさんの方々に見ていただけてとても嬉しいです!嬉しいのですが…例えば盟友「Tatsuki Fashion」の視聴回数を見ると、なんと1日で1,400回以上視聴されているケースも。竹光堂が1週間で1,000回に満たないところ、他方では1日1,000回以上視聴されている事実は、見過ごせるものではありません!

ということで今日は竹光堂の動画をたくさん見てもらうべく、データ分析しながら改善策を練っていきましょう。

 

「見たい!」と思ってもらえてる?

さて、そもそも論から攻めていきます。

視聴回数という数字の後ろには、YouTubeを見ている人が自分の動画を見たいと思っているか、アルゴリズムに評価されているか…など、いくつもの要因と理由が隠れています。そこで竹光堂では以前、こんな指標を使ってデータを分析していました。

上のカードリンクに飛ぶと、

4.【知りたいこと①】コンテンツの的確さ
5.【知りたいこと②】努力の報われ度合い
6.【知りたいこと③】チャンネル愛され度合い

という3つの指標が出てきます。これらは「そもそも投稿している動画って芯を捉えている(的外れじゃやない)よね?」や、「他のチャンネルと比べてこんなにコメント数が多い(≒気にかけてもらっている)んだ…」などが分かるようになっています。今回もまずは同じ指標で竹光堂のチャンネルの状態を見ていきましょう。

 

コンテンツの的確さ(竹光堂編2024ver.)

まずは「コンテンツの的確さ」です。

これは1動画あたりのチャンネル登録者数を算出して、投稿している動画が的外れなコンテンツでないことを確かめる指標です。

気になる竹光堂の「コンテンツの的確さ」は…

31.04(チャンネル登録者数/動画)

でした。まぁ数字が出てきたところで他チャンネルと比較しないと分からないんですけどね…
ということで他チャンネルと比較した図がこちら!

まずはこの図の見方ですが、横軸をチャンネル登録者数、縦軸を動画アップロード件数(ショート含む)として、いろんなYouTubeチャンネルが丸い青点でプロットされています。竹光堂は真ん中のちょい下あたり。そしてこの散布図は4つの領域に分かれており、それぞれの領域が表す意味は以下の通り。

左下:これから頑張るゾーン
チャンネル登録者数が少なかったり、動画アップロード件数がまだ少ないチャンネル。これからの頑張り次第でなんとかなる!
左上:NGゾーン
アップロードした動画はたくさんあるのにチャンネル登録してもらえていないチャンネルがここに位置する。早めにコンテンツの方針転換が必要。
右上:OK・まぁまぁ良いゾーン
動画をたくさんアップロードしていて、チャンネル登録者数も多いゾーン。順調にチャンネル運営できているのでこのまま続けても良し、更に高みを目指して方針を変えてみるのも良し。
右下:Excellent・コンテンツがとても的確なゾーン
アップロードした動画の本数が比較的少ないが、しっかりとチャンネル登録者数を獲得できているゾーン。動画コンテンツが的確と言うことができる、ひとまず心配はないゾーン。

これらを見ると、竹光堂のYouTubeチャンネルはExcellentに位置していて、比較的コンテンツは的確だということが出来そうです。的外れじゃなくてよかった…!

ちなみに領域を分ける線は線形回帰を使って引かれるべきなので、上の図では”ざっくり”です。人によって分析したい規模が違うので上の図を作る時は縦軸と横軸の数字を適切に調整してデータの範囲を整える必要があります。今回は竹光堂の分析用に、チャンネル登録者数~1万人までを対象にサンプルを取りました

そしてこの分析を可能にしているのは竹光堂が独自開発した『KANESADA』というアプリなのですが、その話はまた後で…

 

チャンネルの愛され度合い(竹光堂編2024ver.)

次は「チャンネルの愛され度合い」です。

今度はYouTubeチャンネルがどれくらい指示されているかを表す指標で、1動画に対する平均コメント数で評価します。図は以下の通り。プロットされた点が上にあるほどそのチャンネルが支持されていると見なせます。

さて、竹光堂はどうでしょう。

真ん中のあたりで「竹光堂-たけみつどう-」となっているのが私のチャンネルですが、同じ登録者数の他チャンネルよりはコメント数が多く、無事に支持されていることがわかります。(みなさまいつもありがとうございます…!)ただ登録者数にかかわらずコメント数が多いチャンネルもまばらにあり、”現状でOK”とは言えない状況かと思います。

参考までに気になるチャンネルをチェックしてみましょう。

 

例えば左側の方にはチャンネル登録者数が少ないのに、平均コメント数が竹光堂の2倍あるチャンネルがあります。こちらは「夜食のカップラーメン」というチャンネルで、投稿された動画は1本のみ。アイドルの歌割り動画でした。

1本しか動画投稿がないのでこの1つにコメントが集中し、散布図上ではよく見えていただけのようです。ただアイドルや人気漫画をテーマにしたコンテンツは比較的コメントが集まりやすく(アンチも含め)、リスクも有りながらチャンネルの形としては”あり”かと思います。
※ただし著作権侵害しないように気をつけましょう!

もう1つチェック。
散布図の右側の方に登録者数は多いのにコメント数が少ないチャンネルがあります。こちらは弁護士のVtuber「ながのりょう」さん。拝見した限りコンテンツも充実しておりしっかりと運営されているチャンネルのようです。

コメント数が少ないのは、

  • 配信系コンテンツが多く即時コメントが多いため、一般動画へのコメントが著しく少ない
  • 情報として有益で参考にしているため、視聴者がチャンネル自体には入り込んでいない
  • 動画は平均的に視聴回数が300回未満とチャンネル登録者数に対して少なく、特定のファン層にのみ響いている可能性がある

などが考えられます。特に配信系コンテンツが多い点はかなり興味深く、配信メインだとチャンネルの育ち方が違うようです。竹光堂が試したことのないチャンネル登録者や支持の獲得方法だな…と思いました。

ちなみに竹光堂とチャンネル登録者や平均コメント数が似ている「ラーメンbot」チャンネルさんは、はっきりした忖度の無いラーメン動画コンテンツでコアファンを捕まえていらっしゃいました。同じ感性や考え方の方を味方につける手法もGOODということですね。勉強になります!

さて竹光堂としてはチャンネル支持度合いも悪くないし….みなさんに楽しんでもらうにはどうすればいいでしょうか…

 

他チャンネル比較結果、こんなに安定しているチャンネルはない!

さて、竹光堂のコンテンツの的確さや支持度合いを見てきました。これは…

悪くない!!

です。ですが…

劇的に良くもない!!

です。
良く言えば安定していてこのまま続けても問題ないです。一方で悪く言えば、刺激的なコンテンツに欠けていて突き抜けた人気が得られないことになります。

ここまではチャンネル登録者数1万人までのYouTuberさんと比べてきましたが、今度は10万人までのYouTuberさんと比べてみましょう。すると…

竹光堂と同じかそれ以下の動画アップロード件数でチャンネル登録者数が多い、コンテンツが視聴にとにかく”刺さっている”YouTuberさんも複数いらっしゃいました。(数え切れないほどいるとは思いますが…)

上図では4つのチャンネルを抜粋していますが、「高校生✕韓国✕vlog」「高校生✕サボり生活」「観葉植物」「文房具」をジャンルとしています。これらに共通して言えることは、視聴者ターゲット層の母数が多いこと。

例えば高校生は2023年時点で300万人ほどいますし、観葉植物を趣味にしている方々は老若男女全世代にいます。強いて言えば文房具のファンが竹光堂が主体とする日本刀や模造刀のファンと同じくらいの人数か…と思いつつ、文房具のほうが日常で触れる機会が圧倒的に多く身近です。

つまり、竹光堂は

チャンネルが得意とする
領域の視聴者人口が
少ないことが課題

だということ。(まぁYouTube始める段階から分かっていたことではありますが…)

この課題と現状から次のようにアプローチしていくことにしました。

 

3つの動画戦略

今回の竹光堂の課題は次の通りまとまりました。

  • これまでのチャンネル運営は悪くないが、突き抜けた人気を得られない状態になっている
  • 視聴者ターゲット層の母数が少ない領域のコンテンツを作っている

そこで竹光堂は更に飛躍した人気チャンネルを目指すべく、以下3点の目標を掲げてチャンネル運営していこうと思います。

  1. 日本刀アクションと漫画コンテンツを組み合わせた力のあるHeroコンテンツに注力する

  2. 既存視聴者向けの模造刀紹介動画を継続投稿する

  3. エンタメ感とSNS感あふれる動画・サムネイル作成を行う

まず1について、HeroコンテンツとはGoogleが提唱する3H動画戦略視聴者にとってチャンネルの入口となるコンテンツです。竹光堂に決定的に欠落しているコンテンツタイプで、制作において時間コストを要するため避けてきたコンテンツでもあります。ただ、雑多な動画でぼちぼち戦っていても人気者にはなれないと今回改めて分かりました。生存確認のための雑多な動画は投稿しつつ、メインとなるコンテンツの制作に注力したいと思います。

次に2について、既存の模造刀紹介などの動画も悪いわけではありません。前述の通り竹光堂の動画は決して的外れではなく、既存のコンテンツはそれはそれで意味があります。今まで積み上げてきたブランドを失わないためにも、既存コンテンツは継続します。

最後に3について、これは心がけですが『SNS映え』を意識することです。
竹光堂はめちゃめちゃ真面目なので、「こんなSNSに媚びたやり方で良いんだろうか?」とか、「アピールがあからさますぎて好きじゃない…」と思うことが多々あります。
でも、

そんな立派なことは
もっと有名になってから
言いなさーい

ってやつですね。プライドは丁寧に神棚に預けて下界でチャンネル登録者数1万人を目指して奮闘しようと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「いかがだったでしょうか?」と外向けに聞く記事ではなく備忘も含めた制作ブログなので自己満足の世界ですが、今回の方針決定で竹光堂としても更にやる気が出てきました

他チャンネルと比較することで自分のチャンネルの現状を知り、スマートに運営に活かす。ドイツ留学で降りるバス停を間違えて山の山頂から歩いて街まで帰ってきたすっぽかし人間が、デキる大人になったなぁと思います。

今回の方針がうまく行ったかどうか、検証は竹光堂のチャンネル開設4周年あたりで発表します!暖かく見守ってくださいませ。

ではまた!

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