#YouTube 生成AIとチャンネル運営
すんごい便利。
ども、竹光堂です!
今日はちょっとアーティストっぽい話を。
これは個人的な感想ですが、今この日本では人々が徐々に生成AIに慣れてきたように思います。
※このブログを書いているのは2025年6月。
朝のテレビ番組ではChatGPTでジブリ風な画像を作る方法を紹介したり、飲み会では「生成AIを駆使したらスマホ使用料金を下げることが出来た」と話題になったり。一昔前は『良く分からない危ないもの』と認知されていたら生成AIが、2年も経たないうちに「便利で面白いもの」と認識されてきたように思います。
かく言う竹光堂は、
生成AI大好き人間。
画像や音声内のテキスト化は各アプリの生成AIにおまかせ。プログラミングはChatGPTにコメント付きでコーディングしてもらって、テストと少しの手修正をするだけ。
はっきり言って、
生成AIはかなり便利
です。そんな生成AI活用大賛成な竹光堂ですが、どうしても生成AIには任せられないことがあります。
そこで今日は
AIに任せて後悔したこと
をありのままにお話していきます。
▼過去記事はこちらから!
生成AIとの出会い
竹光堂はYoutubeをやっています。
チャンネル開設から約4年。開始2年で登録者数1000人をようやく突破し、2025年6月時点で5300人ほどの登録者様に支えられている小さなチャンネルです。
そんな竹光堂は2024年春に運命的な出会いを果たします。
それは株式会社Highstoという、生成AIを駆使した事業を営む学生起業家のみなさまです。
彼らはカードゲームのイラストデザインに生成AIを活用し、少人数で大規模な事業を展開。子どもたちに「歴史を楽しく主体的に」学んでもらえるように、創意工夫を凝らした教育系エンターテイメント提供しています。
この時点では、生成AIが叫ばれて1年余り。恥ずかしながら、竹光堂はここで初めて「生成AIを活用すること」を意識しました。特に
ChatGPTは出来ることが幅広く
驚異的な時短能力を持ち合わせた
超優秀な部下
のようなもの。事あるごとに生成AIを活用し、その可能性を模索してきました。
まさかあんな
落とし穴があるなんて…
ブランディングの失敗
チャンネルが4周年を迎えるに当たり、竹光堂はYoutube運営に悩んでいました。
「このままでいいのか?」
「新しいタイプのコンテンツに手を出したほうが良いんじゃないか?」
毎晩考え、悩み、唸る日々。そこで思いついたのが『和文化日本WALK』という、竹光堂の街歩き企画です。
ひょっとしたら日本刀が好きなら寺社仏閣も視聴者に刺さるコンテンツになるんじゃないか?(日本刀→日本×文化→寺社仏閣→街歩き…)
そうして出したのがこの動画。
東京・お茶の水の寺社仏閣を巡って竹光堂がうんちくを喋る従来のコンテンツとは全く異なるものでした。しかしこの動画がなんと…
2ヶ月で200回しか
再生されない
チャンネルの中でもひときわ目立つ、「ハズレコンテンツ」となってしまいました。
竹光堂は当然行き詰まった理由を分析します。企画、撮影、広報、編集………そこで気がついたのは、
視聴者の目に触れる箇所に
竹光堂”らしさ”がまったくない
こと。そう、お気付きの通りです。
竹光堂らしさは
生成AIによって
掻き消されていた
のです。
AI頼りの「ありふれたもの」と戦う
まずはじめに述べておきますが、生成AIは悪くありません。
AIは非常に有用なツールで、使い方次第で人類の発展と維持に大きな支えになってくれると、竹光堂は信じています。
では何がいけないのか。
それは、
築き上げた個性や自分らしい強みを、
生成AIで置き換えてしまったこと
です。
この4年間竹光堂を築き上げてきたのは、他でもない私自身です。サムネイル1つに6時間をかけたこともありました。撮影に100万円注ぎ込んだこともありました。頑張って大切に築き上げてきた竹光堂らしさ。そんな私にしか出せない味を、あのときの私は生成AIに頼んで30秒で完成したもので代用しました。
もちろん動画は自分の力で撮って編集しています。しかし、動画の中身に触れる前に超えるべき壁。そう、
一番最初に目に付くサムネイルに、
生成AI品質を上被せ
してしまったのです。
特別悪くない構成のサムネイルですが、言ってしまえばありきたり。加えて竹光堂が今まで使ったことがないフォントを使った、視聴者からしたら馴染みのない画像が表示されているに過ぎません。
もし生成AIに頼らず竹光堂本人を前面に出したサムネイルだったら?
もし日本刀との関連性を重視した作りの内容だったら?
この動画を作るにあたり私がChatGPTに提供した情報はほんの50行程度です。竹光堂が歩んできた1400日を伝えきれるはずもありません。
繰り返しますが、生成AIは悪くありません。
その活用を誤った使い手が悪いのです。
自分らしさを知るのは自分だけ。頭では分かってはいなくても、身体に染み付いているはずです。あなたのその『らしさ』は掻き消されていませんか?上書かれていませんか?
AIを使って自分で自分を殺さないように、
心がけてみてください。
さて…『らしさ』を重視してサムネイルを作り直すか!!
▼竹光堂らしさを出したサムネイル