#マーケティング YouTube分析で投稿動画を見直す!
今日の目次
1.YouTubeをプログラミングで分析したい!
2.今回の分析で知りたいこと
3.作成したプログラム(Python×VBA)
4.【知りたいこと①】コンテンツの的確さ
5.【知りたいこと②】努力の報われ度合い
6.【知りたいこと③】チャンネル愛され度合い
7.【まとめ】大衆受けするコンテンツを目指す
YouTubeをプログラミングで分析したい!
ども!竹光堂です。
新年あけましておめでとうございます。
2023年もエンタメの力で日本刀とアクションをお届けしていきます!なにとぞご贔屓にしてくださいませ^^
さて新年といえば『抱負』を聞かれる三ヶ日。目標の設定は大切で、ゴールがあると人はより頑張れます。
ということで竹光堂の抱負2023は、
価値を『確実に』届けること
にしました。
YouTubeでただ動画を投稿するだけでなく、竹光をただ作るのではなく、需要と市場を確実に狙った活動をしていきます。そのために必要なことが、現状の『分析』なのです。
ただこの分析が厄介で、調べるのにはかなり時間がかかる!労力も人並でなく、言ってしまえば”面倒くさい”作業の連続。コツコツ積み重ねるのはとっても偉いのですが、単純作業を積み重ねるのは効率的とはいえません。そこでそんな面倒くささに対抗する手段、それがプログラミングなのです。
ということで今回は2023年の抱負に合わせて、地味なYouTube分析をプログラミングを用いて行う方法を書いていきます!
今回の分析で知りたいこと
今回の分析で知りたいことはズバリ、
竹光堂のYouTubeがどれだけ意義のある
コンテンツを発信できているか
です。
竹光堂は2021年5月頃からYouTubeをやっています。約1年半で60本+α程度の動画をリリースし、沢山の人に応援いただきながら活動を続けてきました。
ただここで気になってくるのが、「自分のコンテンツがどれだけ楽しんでいただけているか?」ということ。再生回数やチャンネル登録者数で大体の感覚はわかりますが、
“他のチャンネルと比べてどうなの?”
“これからもチャンネル登録者数は伸びていくの?”
ということまでは分かりません。
おかげさまで竹光堂はチャンネル登録者数は1000人を突破(2023/01/02現在1350人)し、収益化もさせていただきました。しかしその数字には「動画を楽しんでいただけたか?」「もっと多くの人に価値を届けるには何が必要か?」が表れていません。今年の抱負を達成するには、確実に今の自分のことを知っておく必要があるのです!
そこで今回知りたいことは3つ!
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コンテンツの的確さ
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努力の報われ度合い
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チャンネルの愛され度合い
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それぞれの指標が何を表すか、どのように分析するか、詳しくは後述します。
客観的なデータが取れてしまうため少し怖いですが、本当の自分を知るために果敢に挑んでいきたいと思います…!(^o^;
作成したプログラム(Python×VBA)
さて分析結果に移る前に、今回竹光堂が考案した調べ方を大公開しちゃいます!
興味がない人にとっては呪文のような文面になるので読み飛ばしちゃってください(。・∀・)ヨロシク♪
正直な話、今回作ったプログラムだけで1つの会社を作ってもいいくらいの完成度です。なんと、1人が2ヶ月かけて行うデータ分析が1日で出来てしまう優れもの。お金に換算すると40万円程度の働きを1日(というか実質1時間程度)で出来てしまいます。(‘o’;)オソロシヤ..
そんな超ウルトラ灼熱アルティメット豪華なプログラム(?)ですが、PythonとVBAというプログラミング言語で作成しています。ただしデータ分析にYoutubeDataAPIを使うためAPIキーを指定する必要があり、ここに制約があるのも事実…。詳しくはまた別の記事でご紹介します。
処理の流れはこんな感じ↓↓
最終的には右下の「動画データ集計マクロ」に分析に必要なデータが入ってきて、それらをグラフ化したり指標化したりすることであらゆる要素が分析できます。今回はこのプログラムを使って1~3の知りたいことを分析していきます!
【知りたいこと①】コンテンツの的確さ
まずは1つ目、竹光堂のコンテンツは的確に視聴者の需要を捉えているかどうか調べていきます!
これは言い換えると、「的はずれな動画をアップロードして自己満足していないよね?」を確認するための指標。
例えばある料理系YouTuberさんに対し、視聴者が「卵料理を紹介してほしい!」とコメントしたとしましょう。それに対し「いや俺は魚料理が好きだから」と頑なにアクアパッツァの調理法をアップロードしたら、視聴者さんは離れていってしまいますよね( ゚口゚)サラバ~
ではこの「コンテンツの的確さ」を調べるにはどうしたらいいでしょう?
竹光堂は、
動画アップロード件数に対するチャンネル登録者数がコンテンツの的確さを表す
と考えています。
これは動画の投稿数とチャンネル登録者数はおおよそ比例の関係にあることを前提としています。どんなコンテンツでも、ある程度の数の動画を投稿すると閲覧者は増え、チャンネル登録者数は増えていく傾向にあります。これはYouTubeに限らずTwitterやInstagramの投稿数とフォロワーの関係も同じで、まず間違いのない事実です。
ここで大切なのは、視聴者が見て「いいじゃん!」と思う人が多ければチャンネル登録者数が増える速度は大きくなり、「いまいちだな」と思われればチャンネル登録する人は少なくなること。当たり前のことですが、これを掘り下げると
チャンネル登録してくれている人が1動画あたりで多ければ、コンテンツは的を得ている
ということになります。
もちろん投稿した動画ごとに需要は違います。ただ全体的にテーマの選定や動画内容が不適切だと、いくら動画を上げてもチャンネル登録者数が増えません。
競合が多い場合も登録者は増えにくいですが、その場合も「視聴者はありふれたコンテンツを求めていない」と言い換えることが出来てしまいます。
さて難しい話をしましたが…竹光堂はこんな感じでした!
グラフの緑のひし形が竹光堂です。順調に1動画あたりのチャンネル登録者を得ており、竹光堂のコンテンツは的外れではないことが分かりました。サンプル数の少なさは今後の課題です(––)
図1 アップロード件数vsチャンネル登録者数
【知りたいこと②】努力の報われ度合い
2つ目です!
お次は動画投稿の「報われ度合い」を分析していきます。
YouTubeは継続的な動画投稿により成長していきますが、動画の制作にはとても多くの時間を要します。計画・撮影・編集etc…こんなに頑張って動画投稿するんだから、きちんと評価されて報われたいもの。そこで今回は他チャンネルと比べることで、相対的に自分のYouTube運営が報われているかを調べていきます!
さて今回指標にするのは、
報われ度合い=動画投稿頻度に対するチャンネル登録者数
です!
「頻繁に動画を出す人=頑張っている人」と考えて分析していきます。つまりこの投稿頻度に対して、
チャンネル登録者数が多い→「報われている!」
チャンネル登録者数が少ない→「報われていない…」
と判断していきます。言葉にすると当たり前のことですねゞ( ̄∇ ̄;)ズルッ
でも投稿頻度ってどうやって計算するんでしょう?(。・_・?)ハテ?
実はYouTubeにはチャンネル登録日が記載されているので、これをもとに計算していきます。今回は各チャンネルの開設日から2022/12/31までの日数を動画投稿数で割り、何日に1回動画投稿されているか計算しました。この投稿頻度とチャンネル登録者数をグラフ化し、努力が報われているかチェックしていきます!
だいぶ頭が疲れてきましたが、簡単に言えば報われ度合いは数値が大きいほど報われていると言えます。まずはこの報われ度合いが大きいことを意識します!
【補足】
ただし留意したいのは、投稿頻度が低くてもチャンネル登録者数が多ければこの報われ度合いは大きくなるということ。具体的に言うと、稀に見る「継続の努力をしなくてもチャンネル登録者数が多い」状態でもこの数値は大きくなります。結果的に報われているのですが、定性的な評価には注意が必要です。
もはや詰め込みすぎて頭が爆発する…ということで考えるのは止めにしてグラフを見てみましょう!
グラフの緑のひし形が竹光堂です。おかげさまで順調なようです!ただし注意したいのは、報われ度合いが高いチャンネルさんが他にも多いこと。竹光堂は報われ度合いも平均的でチャンネル登録者も付いてきていますが、もっと報われる(≒効率的)ような動画投稿方式があると分かりました。これは新発見!!
図2 報われ度合いvsチャンネル登録者数
【知りたいこと③】チャンネル愛され度合い
最後の3つ目、知りたいことは竹光堂がどんな人にどれくらい支持されているかです!
これは自身のモチベーションのためでもありますが、「チャンネルに対してどんな視聴者が多いか」知っておくことは企業案件などを取る際にとても大切です。
その理由はマーケティングのフレームワークから読み取れるのですが、これはまた別の機会にしましょう\( º∀º )/
さて愛され度合いについては
1動画あたりの平均コメント数
1動画あたりの平均いいね数
を用いて測っていきたいと思います!
これはなんとなく分かると思いますが、動画に対して好意を表明してくれるほど愛されていると考えた分析です。さてここでみなさんに質問です!
いいねとコメントどっちがしやすいですか?
みなさん即答で「いいね」だと思います。なぜか?答えはボタンひとつ押すだけだから!(^_^)!ピンポーン
何が言いたいかというと、コメントといいねで愛の重さが違うのです!いいねも欲しいですが、コメントが多いほうが愛されているチャンネルと言えます。
ということで、横軸にチャンネル登録者数、縦軸にコメント数といいね数をとってグラフ化してみました!
竹光堂はどれくらい愛されているのでしょうか…!?まずは1動画あたりの平均コメント数から見てみましょう。
図3 平均コメント数vsチャンネル登録者数
竹光堂はチャンネル登録者数に対してコメント数もついてきており、順調に愛されていると言えそうです。他のチャンネルと比べてもコメント数は多い方であり、嬉しいことに愛され度合いは相対的に見ても高そうです(o*゚ー゚)o
少し話はそれますが企業案件を考えてみましょう。企業の出す広告・宣伝にも種類があり、
①商品やサービスを認知してほしい
②商品やサービスを実際に買ってほしい
という、アクションの違いが主な差になります。もし①であれば単純にチャンネル登録者数と視聴回数の多いYouTuberさんが有利ですが、②の場合はそうでもありません。実際に買ってもらうには「あの人が良いと言っているんだから私も買いたい!」と思わせる必要があり、これはチャンネルや投稿主がインフルエンサーの立ち回りをしなければ成り立ちません。
これらを考えると、チャンネル登録者数に対してコメント数が多く愛されているチャンネルは②の企業案件を取りやすい特性と言えるのです(・∀・)b
さてお次は1動画あたりの平均いいね数のグラフを見てみましょう!
図4 平均いいね数vsチャンネル登録者数
こちらも竹光堂は順調に愛されていると言えそうです。ただし注意したいのは、平均いいね数が多いチャンネルは竹光堂よりも多いこと。もっと深掘りすると、コメント数では竹光堂が他よりも多かったのに対し、いいね数は他よりも少ないのです。
これを分析してみると、
A.いいねの前に視聴回数がそもそも少ない
B.コメントしてくれるコアなファン層が多いが、ちょこっと興味があるだけの人には響いていない
などの要因が考えられます。
そこで再生回数のデータを別途参照すると…なんと竹光堂はこのA、Bどちらにも当てはまることが分かりました(..;)
Bはよくマニアックなコンテンツに現れる特性ですが、竹光堂の主力コンテンツ『模造刀』がその代表例。ということで、チャンネルは愛されてコアなファン層がいるが、大衆受けするコンテンツになっていないと結論づけることが出来そうです…!
嬉しいけど改善点ありということですね。
【まとめ】大衆受けするコンテンツを目指す
ということで年明け早々竹光堂のYouTubeチャンネルを分析してきました!まとめると、次のようになりました(^▽^/)
-
コンテンツの的確さ
→まぁまぁ的確! -
努力の報われ度合い
→報われてるけど改善の余地あり! -
チャンネルの愛され度合い
→特定のファン層に愛されている!
努力の方向性が間違っていなかったようで、ひとまず安心しました^^
だがしかし!!
ありがたいことですがここで慢心してはいけません。チャンネルが適切に運用されていて愛されていようが、竹光堂が届けられる価値はまだまだたくさんあるはず。見せ方を工夫すればまだ伸び代があることも分かってきたので、改めて動画制作に勤しみたいと思います!
実は今回分析をするにあたり、動画投稿を約1ヶ月お休みさせていただきました( ˙▿˙ ; )
チャンネル登録者数がノリに乗ってきたところで、「本当にこのままで良いのか?」と不安になり一度立て直しをさせていただいています。結果、チャンネルは愛されているものの、大衆向けコンテンツ不足。これまでの結果を踏まえ、2023年は『広める』に特化した制作をしていきたいと思います!
【補足】
あれは約2年前のこと。竹光堂はYouTubeを始めるに当たり、2つの運営指針を決めていました。
①日本刀×アクション市場を拡大する
②YouTubeはあくまで竹光堂を認知してもらう手段として運営する
③まずはニッチな分野(≒模造刀)でシェアを拡大し、その後ファン層を伴って対象全体数や市場を大きくしていく
特に③については起業や新規事業を始める際に1つの戦略としてとても有効とされており、今回の分析でこの目標が半分達成(模造刀紹介チャンネルは稀有で、竹光堂としてコアなファン層から愛されている)出来ていることがわかりました。
ここまでは「計画通り…」ですが、調子に乗らずあらゆる皆様に感謝しつつこれからも動画を作ってまいります(^-^)vイエイ!
調子に乗りました(⌒-⌒; )
また今回用いた分析手法もまとめておきます!
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コンテンツの的確さ
→動画アップロード件数に対するチャンネル登録者数 -
努力の報われ度合い
→動画投稿頻度に対するチャンネル登録者数 -
チャンネルの愛され度合い
→1動画あたりの平均コメント・いいね数
こんな感じでした。
この指標が適切かどうかはまだまだ議論が必要ですが、はじめの1歩としては上々の分析だったのではないかと思いますヽ(´▽`)/
ただし今回の分析はサンプル数がかなり少ない状態!無作為に抽出したとは言え50件ではデータ不足です。
ということで今後分析をする際はサンプル数を増やしていこうと思います!サンプル数を増やすためのプログラムも作ろうかな…。乞うご期待です!
さてさていかがだったでしょうか?\( º∀º )/♪
今回分析に使ったプログラムはいずれみなさまにご提供して価値に変えようと思っております!マーケティングやYouTube運営に関しても続編ブログにご期待くださいませ~。
P.S.このブログは後ほど1つのYouTubeチャンネルとして設立するネタを貯めておく保管庫になっております。竹光堂の活躍の幅広さに期待して…今後も頑張っていきます!何卒応援よろしくお願いします(^^ゞ