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#動画 出張撮影で気をつけること

ども、竹光堂です。

最近依頼を受けて横浜へ撮影に行くことがあったのですが、出張撮影において要注意だなと思ったことがいくつかありました。正式な依頼を受けて撮影をしているからには、顧客がかけたコストに対して満足してもらえる品質を提供したいもの。

そこで今回は動画の出張撮影で気をつけること4選を紹介していきます。

今日の目次

1.撮影時やることリストを作る
2.会場の設備を把握する
3.機材はフル充電していく
4.NDフィルターは持っていく
まとめ

 

1.撮影時やることリストを作る

まずは基本から。

撮影の当日は何かとバタバタするものです。不測の事態があったり、予想以上に撮影に時間がかかったり。そんな時でも忘れないように、撮影当日やることは必ずリスト化しましょう。もっと言うと、『やることリストを紙で印刷して持っていく』ようにします。

竹光堂はデジタルネイティブなので、地球に優しくない紙の印刷は滅多に行いません。しかしスマホ等のメモ機能で電子的に取ったメモは、ほぼ確実に開けません。なぜなら、

撮影当日は
とーーーーっても
忙しい

から。

顧客がいるので愛想こそ保っているものの、頭と心はカメラに全集中。またスマホはメイキングカメラとして使っているかもしれませんし、ジンバルの設定をアプリで変えているかもしれません。そんな状態ではスマホのメモを見ることなど到底叶いません。やはり紙で印刷して、会場に着いたら壁や柱に貼っておくのが良いでしょう

いいですか?
撮影中にスマホを
触っている時間は
ありません!!

 

2.会場の設備を把握する

次は撮影の環境を事前にチェックしましょう。

外ロケでない限り、撮影用にスタジオやレンタルルームを取ってもらうことがあると思います。そこで注意したいのが、会場の設備です。具体的には…

  • 会場のスペース(レンズとの距離は適切か?)
  • 照明の種類(蛍光灯か?直流電源か?)
  • コンセント(照明は使えるか?バッテリーが必要か?)

などです。

例えば竹光堂が実際に直面したのは、蛍光灯の問題。蛍光灯やその他の交流電力照明は、実は目に見えない速さで付いたり消えたりしています。(特に蛍光灯はインバータが付いているので数百kHzでオン・オフしています)

一方でカメラは何千分の1秒を写す機械。人間の目よりも高性能に光をとらえるため、『フリッカー現象という映像が照明に合わせてチカチカ点滅する事象が発生します。フリッカーが出てしまっては映像は台無しなので、照明を消したりカメラのシャッタースピードを遅くしたりしなければいけません。

このように、まだ見ぬ撮影会場の設備が問題でうまく撮影が出来ないケースが往々にしてあります。

会場の情報は出来る限り
事前に集めておきましょう

 

3.機材はフル充電していく

これも基本ですが、使用する機材はフル充電していきましょう。

カメラ本体はもちろん、手ぶれ補正を行うジンバルや、コンセントがないスタジオでは照明用のバッテリーもフル充電が必要です。場合によってはストックのバッテリーも荷物に忍ばせるのが良いでしょう。

注意したいのは、「まだ充電60%あるからOK♪」と中途半端な充電で侮らないことです。たまに50%あった充電がいきなり10%になることもあります。充電残量は電子回路の都合で適切に表現できないことだってあります。特に顧客がいる場合は「充電無いから撮影できません…」など絶対に言えません。

良いですか?
機材は必ずフル充電
していきなさい!

参考までに、竹光堂が過去にMV撮影をお手伝いした時の機材リストをこちらの記事に載せています。

 

4.NDフィルターは持っていく

最後は見落としがちなこちら。レンズフィルターです。

「備えあれば憂いなし」とはよく言いますが、上の記事で紹介しているように機材を完璧に揃えて持っていくのはとても大変です。特にスーツケースにリュックサックのスタイルで移動する時は、動くだけで一苦労です。そこで持っていく機材は厳選したいところですが、NDフィルターは持っていった方が良いでしょう。

その理由は、

あらゆる撮影環境に
対応するため

です。

繰り返しになりますが出張撮影の場所はまだ見ぬ世界で、スタジオとは異なりどんな環境が待っているか想像しきれないのが難しいところ。思ったより明るいかもしれないし、表現のためにシャッタースピードやISO感度を調整しなければいけないかもしれません。

http://indieemotion.com/exposure-triangle/より

「2.会場の設備を把握する」でも述べた通り、今回の撮影で竹光堂はフリッカー問題にぶち当たりました。画面のちらつきを抑制しようとするとシャッタースピードを開けなければいけない。すると動画は明るめの動画になってしまい白飛びが発生する。でもフリッカーよりはマシなので明るめで撮って編集で黒レベルやコントラストを強める…といった対処をしていました。もしNDフィルターを持参し光の量を調節できたなら、もっと表現の幅が広がったかもしれません。今回最大の反省です。

【竹光堂メモ】
今思えば、ISO感度をAutoでなく意図的に下げればもう少し対処できたかもしれません。普段写真でなく動画がメインでISOを意識することがないので…勉強と経験不足でした。積み重ねて改善していきます!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?分かったつもりでいることも、改めて見返すと「そうだった!」となるもの。出張撮影に伺う際は、絶対にこの記事を見て準備をしましょう。顧客が払ってくれたコストに対して1つでも多く満足度をお返しできるように努めていくことが大切です。

ではまた次回!

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